proltireは集団で1日過ごす「預かり型」ではなく、お子さまの特性・興味関心に合わせた療育プログラムを行います。音楽療法以外のプログラムでも音を日常生活に活かせるように、またSST以外でも発達段階に合ったソーシャルスキルが身につくようにと、複数の効果を考えた内容を、専門の講師や知識・経験のあるスタッフが立案・実施します。個別、または小集団で、一人ひとりとじっくり関わるのが特色です。
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音楽療法
情緒面を安定させる効果が知られる音楽療法ですが、それだけではありません。じっとしていられないお子さまなら、リズムに合わせて動いたり止まったりする練習を通して、音を合図に集中して人の話を聴く習慣をつけます。大きな声を出してしまうお子さまなら、歌うことを通じて声の大きさを調整することを学びます。
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感覚あそび
自分の体の感覚を把握したり、道具を使いこなしたりするには、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感に、前庭覚(平衡感覚)・固有覚(体の動きを感じ取る感覚)を加えた、七つの感覚をうまく統合する必要があります。ピアノの音に合わせて走ったり跳んだりする動作や、ボール投げ、跳び箱、マット運動などを通じて、それらの感覚を磨きます。
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SST(ソーシャルスキルトレーニング)
音楽療法や感覚あそびなど、proltireの他のプログラムでも人との接し方や振る舞いといったソーシャルスキルを伸ばせるようになっていますが、中高生には別途、SSTの専門プログラムを実施しています。自分で計画しお店へ出かけて買物をする体験的な訓練の他、異性との適切な距離感や、勝ち負けの感情のコントロールを座学やゲームで学びます。
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サッカー※proltire yomogi(名東区)のみ
運動プログラムの一つとして、少人数でのサッカーを実施。全身を動かすだけでなく、目でボールを追うなど動作面のトレーニングにつなげています。また、相手に声をかけてからパスを出すことや、子ども同士での話し合い、そのときどきのリーダーを交替で務めることなどを通じて、ソーシャルスキルもトレーニングします。
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新体操※proltire yomogi(名東区)のみ/
実際にはレオタードを着用経験者の指導の下、ボールやリボンを使った新体操に取り組みます。楽しく身体トレーニングができるのはもちろん、脱いだ服をたたむ、持ち物を忘れず準備する、毎回同じものを持って来るといったソーシャルスキルも学びます。着替えの際には他人の目を気にするなど、発達年齢に応じた意識も育てます。
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合気道※proltire yomogi(名東区)のみ
「心身統一合氣道会」所属の指導員が指導する合気道のプログラム。体幹や敏捷性を鍛えられるのに加え、相手が話し終えるまで待つことや、自分の気持ちを落ち着かせることの練習にもなります。また、1対1で組み合う練習を通じて、他人との適切な距離感や、ちゃんと相手の目を見て話すことなど、人との向き合い方も学びます。
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箱庭療法
砂の入った箱の中に、ミニチュアの人や建物、動物、植物などを自由に配置することで、言葉にできない気持ちを表現できる箱庭療法。専門スタッフ(カウンセラー)が1対1で実施します。
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英語
お子さまの発達段階や学年に合わせた学習の支援も行います。特に英語は、「身近な英単語を理解したい」という小学生から、「英検に挑戦したい」という高校生まで、学びたい気持ちを幅広くサポートしています。